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【第12回】「キャリアアップ」を使わない(その2)

こんにちは、堀内です。

なぜ「キャリアアップ」という言葉を使わない方が良いのか?
についてを前回のコラムで書きました。

これについては、まず
「自らの考え/想いを第3者に伝える時、安易で抽象的な言葉は使わず、
より具体的に明確に説明する方が伝わりやすく、理解されやすい」
という理由があります。

例えば、同じような能力、経験、パーソナリティを持った
Aさん、Bさんの2人をあなたが決裁者として面接をすることに
なったとしましょう。

あなた: 今回の転職の動機は?

Aさん:
「キャリアアップのためです。
ぜひ御社でスキルアップもしたいと考えています」

Bさん:
「品質管理のキャリアを積んで行く上で、
より事業規模の大きな環境で、よりレベルの高い品質管理体制の
構築を遂行出来る能力を身に付けたい、と考えた為です。
またリーン生産方式に基づく品質管理手法も、専門性を高めて
いく上で今後身に付けたいと考えています」

あなた: キャリアにおける3年後の目標を教えてください

Aさん:
「一生懸命頑張ってキャリアアップして、
御社に貢献したいと思います」

Bさん:
「よりレベルの高い品質管理体制の構築を、リーダーや
マネージャーとしてチームで遂行出来るようになりたい、
と考えています。
3年後自らのレベルアップは勿論、後輩/スタッフの育成も
含めて御社に貢献したいと考えています」

さて面接官であるあなたのAさん、Bさんに対する印象、
評価はどうでしょうか?

AさんもBさんも同じような考え、想いを持っているとしましょう。
しかし実際に言語化した時にこのような差があると、
与える印象、受ける評価はここまで違ってきてしまうものなのです。

言語能力の差、と言ってしまえばそれだけかもしれませんが。

またこれは単に転職活動における面接などで印象、評価を良くする、
というメリットだけではありません。

「自分は本当はどう考えているのだろうか?
 今後は何をどうしたいのだろう?どうしていくのが良いのだろう?」

ということについて、何となく「キャリアアップ/スキルアップしたい」
と思考停止するのではなく、
多少時間はかかっても、自分の考えをより具体的に整理・把握すること
で、自分にとってより良い選択・決断が出来るようになる、
と私は考えています。

キャリアアップ/スキルアップという言葉、
一見便利で使いやすい言葉に聞こえるかもしれませんが
このような落とし穴があるので、ぜひご注意を。

このコラムを読んで頂いた皆様に、良いご縁がありますように。

人材アシスト株式会社
代表取締役 堀内 健輔