【第8回】幸運とチャンスを呼び込む転職サイトの使い方~その1
現在2018年の日本の転職マーケットでは、
求職者の方が求人情報を調べるのも、求人企業や人材エージェントが候補人材を探すのも
90%以上インターネット経由という状況です。
私は仕事柄、様々な転職サイトに登録されている転職志望者のデータを
1日あたり500-1000件ほどチェックしています。
そんな毎日の中で「非常にモッタイナイ!!!」と強く感じることがあります。
それは転職サイトに登録した際のエントリーデータの書き方についてです。
大半の人は
「どのような企業に勤務し、どのような経験をし、どのような実績を残しているか」を
それなりに詳しく職務経歴を記述しています。(書き方の上手・下手は別にして)
一方、40%(あくまで感覚値です)の人達は、
転職サイトのキャリアデータ(職務経歴欄)に以下のような書き方をしているのです。
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2008年4月~2012年3月 株式会社なにわ
4年勤務
2012年6月~現在 まいど株式会社に勤務中
以上
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これではこの人材が
-どのような業界で経験を積み、どのような製品・サービスに精通しているのか?
-どのような職務経験があり、どのような実績、どのような専門知識・スキルを持っているのか?
-どのようなキャリアを志向しているのか、どのような仕事を希望しているのか?
がサッパリ分かりません。
毎日、何千人の採用担当者や人材コンサルタントが貴方のデータを見ているはずです。
しかし採用担当者も人材コンサルタントも、このようなデータの人材に対しては、
具体的な求人情報の打診は出来ません。
実は昨日、あなたにピッタリと合うような求人があったかもしれない。
あなたが希望するような企業が、あなたに興味を持ったかもしれない。
あなたが探しているような求人があったかもしれない。
「幸運の女神には前髪しかない」
という有名なヨーロッパのことわざがあります。
チャンスをつかむための準備を怠らない、という視点で考えれば
「自分自身のキャリアデータをきちんと記述する」ことは、
簡単に行うことが出来る「チャンスをつかむための準備」の1つです。
是非、すぐに実行してみてはいかがでしょうか?
このコラムを読んで頂いた皆様に、良いご縁がありますように。
人材アシスト株式会社
代表取締役 堀内 健輔